ポント…
コンペイト…
カルタ…
カステーラ…
バッティーラ…
なんだと思いますか?
ポルトガル語ってのはお察しでしょう。
京都ではよく知られている、ポルトガル語がルーツの言葉。
先斗町 ポントはフランス語と同じ、橋って意味でしょうかね。鴨川とパラレルに走る通り、先斗町。
金平糖 ほんとはコンフェイトと言うそうです。 京都の緑寿庵清水は代々続く金平糖の老舗です。
かるた 世界に誇る任天堂はゲームウォッチ前は、カルタやトランプなんかの室内娯楽品をお商売にされてました。
カステーラは置いておいて、、、
次、、、バッティーラ!
そう! バッテラ!!
京都は鯖寿司で有名なんですが、バッテラって呼び方もありますね。
同じじゃないのかな?とおもったら、違いました。
バッテラは、以前は鯖ではなくコノシロという、コハダの小さいのを使ったお寿司でした。(今は鯖を使っています。)
大阪湾でよくとれた魚で、京都の鯖寿司のように、バッテラは大阪の庶民の味として親しまれてきました。
安土桃山時代からポルトガルと貿易をしてきた大阪では、この、コノシロを使った押し寿司の形が小舟に似ていたことから、小舟のポルトガル語、バッティーラと呼ぶようになったそうです。そこからだんだんバッテラに。
なんてお洒落な。。!
ちなみに翻訳サイトで船や小舟のポルトガル語を調べても、バッティーラはでてきませんでした。
スペルをうっても、バッテリーと訳されるだけで。
ポルトガル人に聞いても知らない(!)単語だったので、辞書をひいてもらいましたら、“魚を運ぶ小さな船”とあったそうです。
小さな漁船~、バッティーラ♪
演歌っぽくて、お寿司の名前にぴったり!というのは昭和な発想でしょうか。
でもこの際、鯖寿司もバッティーラと呼びたい!
今はどっちも鯖なんだし、棒状なんだし。。。
でも、”鯖街道“がある限り、京都では鯖寿司と呼び続けるでしょうね。 しゅーん。
ひさご寿しさんでは、バッテラと鯖ずし、鯖棒ずしと、3つのメニューがありました。
流石です!
箱に詰めた押しずしと、巻きすで巻いた鯖ずし。違いがよく分かります。
ひさごさん、ごちそうさまでした。