たとえば、地下鉄から地上に出たときに、方向感覚を失った経験はおありだろうか。
しかし、京都市内であればいつでも一瞬で方角を知る方法がある。それは―
山が無い方角=南
京都市は、北、東、西の三方を山で囲まれており、南だけ山がない。(その地理形状が風水学では大変幸運だったため、都を作る土地に選ばれたという説もある。)加えて、京都市の道路は東西南北の碁盤の目状に走っているため、もし道路の終端が建物によってさえぎられておらず、山も見えなければ、それは”南”だと知ることができる。
この知識は、地下鉄京都線の駅を利用する場合に応用しやすい。地上に出た時、以下のことを確認すれば瞬時に方角がわかるからだ。
市中移動の際に、参考になれば幸いである。
ちなみに、京都市は北から南にかけて勾配しているため、勾配のしかたによって方角を”感じ取る”ことができる地元民もいる。しかし、極めて些細な勾配のため、この方法はかなり上級者向けと言える。
あなたが”京都通”を目指していない限りは、お勧めしない。