夕刻にJRで京都に戻ってくるとき、
ライトアップされた京都タワーと東寺の五重の塔をみると、
「帰ってきた~!」という気分になります。

京都タワーは、最初の東京オリンピックの年である1964年に建てられた、
京都市の象徴的なモニュメントの一つです。

なにに見えますか?
和ろうそくでしょ?
モチーフは和ろうそくだと思われる方も多いのですが、そうではないようです。
.
このろうそくのようなタワーのモチーフは、実は灯台ですって。
京都市の町家の瓦屋根を波にみたて、
タワーはそれらを照らす存在にたとえられました。
海のない京都の町に小さな海の景色を描いたのですね。
.
戦後の目まぐるしい復興とともに、今日、瓦屋根が続く町並みは見えにくくなってしまいましたが、
大通りから一歩入ると意外と残っていたりします。

.
.

東山魁夷 京都の瓦屋根

建てるにあたってかなりのブーイングがあったそうです。
最初の抗議文は大学講師のフランス人。
そういえば姉妹都市パリのエッフェル塔も最初は酷評されたとか?
変な親近感をおぼえます。
.
.
.
.
.
タワーの展望台からは京都を360°見渡せます。
ラッキーだったら、タワーの精霊、たわわちゃんに会えます。

京都タワーの精霊、たわわちゃん

Share

Related article