京都の「さん」づけ

「さん」は言うまでもなく日本で最もよく使われる敬称ですが、
京都や関西圏では、人以外のものにも使われたりします。

たとえば食べ物。
「おいもさん」
「おまめさん」
「お粥さん」
「お揚げさん」など、丸みがあって可愛らしいものに使われたような話です。
.
その始まりは御所ことばと言われ、宮中の女官が自分たちの食べ物とお公家さんの食べ物を区別するために、
お公家さんの食べ物には丁寧に「お」や「さん」をつけ、のちにそれが一般庶民にも広まったそうです。
.
神社も「さん」づけで呼ばれます。
八坂神社は「八坂さん」
伏見稲荷は「お稲荷さん」
北野天満宮は「天神さん」など。
.
仏教寺院はこのようによばれませんが、
お寺という言葉自体に「さん」をつけ、「お寺さん」と呼ばれます。
中には御室の仁和寺さんや、東寺を弘法さんと呼んだりすることも。
.
さらに天体も親しみを込めて、「さま」よりは「さん」づけで、
「お星さん」「お月さん」「お日さん」と呼ぶ方が多い気がします。
.
かいらしいでしょ?

おいもさん

Share

Related article